青き銀椀のお気に入りの歌一覧
はつなつの
朋輩と今宵ひととき過ごしつつその折々に君をぞ思ふ
5
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葭堂
八月の 気だるい暑さに 気を取られ コスモスの蕾に気が付かず
2
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里香
知っていた 君の視線のゆくさきは 私じゃないって気づいてました
11
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うすべに
色褪せた昔の夏の夕暮れの 影絵の中に居場所を探す
11
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滝川昌之
夏の朝 近くの軒の虫かごの西瓜の腐臭 撒き水の音
20
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ななかまど
小さきより走る電車の箱の数かぞえてしまうわれのクセなり
12
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舞
夏の日に友と泳いだ空色の水の溢れる川を探しに
9
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名鈴
葉月でも 休みにならぬ 学び舎へ 修行者の顔で 通ふ子どもら
13
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び わ
協調があるべき道と理解せず対立起こし風吹きすさぶ
5
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つばす
細い路地出口で待つ優しい君 「ありがとう」と自然に言ってた
4
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赤石仙人
前庭に凌霄花自生して二年目の夏花をつけたり
4
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KEN
吠ゆる術 探す山犬 地に燒ゐて 靜かなりけり 夏の夜の月
9
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灰色猫
美しいランプとなって灯しあう苦難の道が途切れぬように
14
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横井 信
長梅雨の雲を抜け出し満月は真夏の夜を明るく照らす
15
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ましまし
紙走るシャーペンの音と蝉しぐれ 解答用紙の白光る夏
12
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うすべに
うすべにの幻かとも百日紅 都大路にかげろう揺れる
10
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つばす
京稲荷ひと気疎らな境内に 今ならどんな願いも叶いそ
5
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谷村思亜
寂しさが 不吉さをはらむ昏き夜 泣きたいけれど泣き方を知らず
5
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geriondc
くたくたに萎びてバッタが死んでいる くたばったとはまさにこのこと
4
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樟明子
爽やかな朝の空氣で掃きさうぢ隙間の闇を追ひ拂ふごと
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