夕夏のお気に入りの歌一覧
まゆきち
秘めごとのひとつやふたつありますよやわらかき月の光を浴びて
4
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蔓葵
花がすみ峰さだまらぬ山の端におぼろに出づる月の夕暮れ
10
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原磯絵馬
盾であり矛であるのはその笑顔見境もなく向けるな君よ
3
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葱りんと
「笑って」と言って眉間に手を伸ばす シワを撫でれば「君も」と触れて
2
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まゆきち
名探偵コナンがいれば草餅を食べた犯人わかるだろうか
3
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洩矢転石
今きみに追いついたのは歳だけで「これでいいのだ」なんて言えない
4
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青き銀椀
咲きがけるあぢさゐあはきむらさきのやがてつやめく色そなるらむ
12
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雪柊
観光地 声無き行列家族連れ視線の先にはスマホにゲーム機
9
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舞
夢たちを食べ散らかして残る影集めて紡ぐ道は黄昏
10
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千映
虚しさを人より深く感じない鈍感でいいそれが嬉しい
16
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うすべに
ふと見せたさみしげな眼に 確かめる こころの中のあたしの居場所
20
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灰色猫
愛おしく握っていたのに指間から零れてしまうあなたの詩篇
16
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灰色猫
国境がなくなるように元号は言葉を越える「笑顔」にしよう
16
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灰色猫
痛ましい戦争ばかりの歴史書にナイチンゲールの白い栞を
13
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松本直哉
箸といふやさしき道具たべものをきずつけぬままふはりとすくふ
4
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灰色猫
あといくつ眠れぬ夜を渡ったらあなたの朝になれるでしょうか
15
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横井 信
やわらかく雨の香りに包まれて見上げた花に遊ぶヒヨドリ
9
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ことほぎす
いわながに このはなさくやと のぞむれど とほらぬみちの そのみはあはれ
4
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千映
大正と昭和平成生き抜いた今度の元号待ちわびる母
15
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詠み人知らず
あり様のわからぬままに年老いて今さら求める新書は「老人」
13
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