愚と楽のお気に入りの歌一覧
己利善慮鬼
恋をしたカラスは空に戻れない己を空の穢れと言って
4
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コーヤ
冬枯れの淋しさ誘う木々の間にポインセチアの赤が眩しく
27
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千映
両膝をついて冬越す花手入れこれでいいの?と問うてみたりす
17
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夢士
手を汚す仕事終ひて手に取りし牛乳石鹸昔の香り
28
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灰色猫
罪深い歴史の果てに揺るぎない一つの星をお与え下さい
23
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へし切
何処にかなにかを置きて忘るがに心侘しき暮るる秋かな
30
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芳立
人もまた青ひといろに時雨してくれなゐに黄にわかれ染みゆく
11
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舞
はぐれ飛ぶ烏鳴け鳴け誰がために虚ろ空き缶この吾のため
14
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沙久
「震災を思い出し逃げて下さい!」とラジオ響かす 辛い警報
25
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桐生賄
警報の サイレン・放送 鳴り響く 緊張走る 沿岸地域
26
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月虹
詠み込めば樹木の心と成り得るか紅指すやうに立つ山紅葉
64
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工藤吉生
三日月の欠けたところに腰かけるみたいにオレを知ろうとするな
10
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絮谷新
飴色に透きて蚕の肉叢の吐きし絹糸は午後の陽留む
28
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林林
あ、地震?こちらはすぐに収まれどあなたのところは如何でしょうか?
17
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コーヤ
朝毎に笑みの広がる山茶花の乙女の姿に和み愉しむ
19
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沙久
美容師の指名譲れぬ吾もはや「不満足なソクラテス」になれず
15
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夢士
濡れ落ち葉シャクシャクシャクと踏み鳴らし滑らぬように家路を急ぐ
17
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只野ハル
延長のショート先より母戻る父の帰りは年を越すかも
17
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灰色猫
それぞれの傷を持ち寄り舐めあって歯軋りしながら生きてゆくのさ
21
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芳立
鷺ばかり冬田に立てり早乙女を恋ふるこころのまだ青き間に
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