恵のお気に入りの歌一覧
南美帆
旧友と過ごすあなたは微笑まし天真爛漫幸せな時
7
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舞
むずかりて泣く子をあやす若母のその子に似てる困り顔なる
16
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恣翁
雪落つる風の簪 煌きて 梢に白き炎上げけり
17
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香月
夕月も翳ると知らず照らしゆく淡き紅も染まらざるなり
4
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矢車菊
足りぬことに気づかぬままでいたほうがきっと幸せ そのほうがいい
14
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灰色猫
すくっても すくい尽くせぬ ものばかり 空へかかげて こぼれてしまうよ
27
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たえなかすず
引き返してみた渚のカーブにてまた聴くだろうきみの海鳴り
8
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ミミンガ
忘れ物 慌てて届ける 冬の朝 真っ青な空 弾む白息
12
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詠み人知らず
家族連れ仲良く食べるラーメンに負けたと思うひとりフレンチ
23
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本能寺
オリオンもカシオペアさえ見えるのに 少しも見えないきみの笑顔が
19
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河のほとり
新しき年の良かれと願ふかな寒き里にも花を待ちつつ
16
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なつを
バスを待つ無口な列に音もなく降る雪積もる仕事始めに
20
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桜田 武
娘は母の味を忘れず来る度にポテトサラダ手に笑顔で帰る
10
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恣翁
輝きのなき夕陽なむ 煙るがに見ゆる冷気を 照らしたりける
19
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只野ハル
ほろ酔いの一首も詠めず醒め行けばもう一缶を開けてみるかも
23
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林林
少しずつ夢をかたちにしてゆこう木の枝が芽吹く支度している
21
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灰色猫
一匹の 蛍であった わたくしを あなたは優しく 包んでくれたね
26
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ゆりこ
おばちゃんの煙草のけむり物悲し冷える夜明けに自転車をこぐ
15
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千映
白菜を一枚二枚と剥いでゆく何も知らない無垢な吾がいる
16
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へし切
水にすむ僕らはみんな魚のよに流す涙はたがいに見えぬ
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