恣翁のお気に入りの歌一覧
紫苑
ひと恋ふる熾火とも見つ乳頭に朱を点じたるマリアの涙
6
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詠み人知らず
胸の奥に触れてほしいのに乳房ばかりを弄ぶ指
3
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月光蝶
時の針廻る速度が年ごとに移り変わりし白髪の数よ
3
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ゆうくん
朝起きて 見上げる空に 満天の 星の笑顔が 今日を励ます
7
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ゆうくん
三日月の 眉柔らかに 紅をさし 星化粧の夜は いま青空へ
4
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詠み人知らず
うつくしく伸びる舌先弄ばれている先の赤味をまして
1
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たんぽぽすずめ。
木犀の残り香の無き夜の風を抱けばムンクの叫びの如し
9
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氷魚
早すぎた死なんてあるか圧縮をされた命をただ生きただけ
5
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ゆみうさ
欲しいままさせる乳房の熱さかな秋の夕餉はしだいに冷えて
7
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ゆべし
琥珀色グラスの中でちびていく氷をつまむ真っ赤なネイル
5
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山桃
あふのけにゆめの井落ちて見上ぐればうつつすべなき蒼き静もり
6
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只野ハル
閉じた書の次の件の気に掛かり続きを辿り朝陽上れり
4
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たんぽぽすずめ。
ギリギリでカップをかすめグリーンから落ちたボールに人生を見た
2
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ふきのとう
秋晴れにウォーキングに励む人曲にあわせてリズム良くゆく
12
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けにちん
窓あけてひりりと秋を吸い込んでおはようの口震わせ遊ぶ
5
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和
うなだれた頭をコツンと叩かれた見上げた月があなたの笑顔
5
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せいか
白木綿あるいはとれた木のボタン「なんでもない」ものになりたいの
7
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光源氏
浅茅生の小野の小町の面影をしのぶよすがはあとかたもなし
6
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ケンイチ
うららかな秋のひと日の枯葉みち悲しいほどに無力となりて
11
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ほたる
一本の煙草が尽きる時間だけ君の孤独を見つめている秋
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