恣翁のお気に入りの歌一覧
元円
街灯に浮かぶ水面を凝視して深夜の浅瀬に青鷺の立つ
8
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舞
解き放つひと時だけと知りつつも酒に紛ぎらす一日の憂さ
3
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小夜子
夕立に母の涙が重なって無力なわたしを打ちつけている
9
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悠々
寢ては夢さめてうつつの地響きに今も心の被災つづけり
15
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陽だまり
叶わぬと知りつつ焦がれる恋よりも本気と取られぬ恋は苦しい
8
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たんぽぽすずめ。
詠んでいる今が未来へ繋がると伝える如き古今和歌集
21
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紫草
朝陽さす齡きざみし手の甲の ゆるりと皺をなぜてみるかな
13
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紫草
この胸のふるえを素直にことばにし 歌に詠めたらしあわせでしょう?
10
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葵の助
我の膝いつまで枕にして眠る子が暖かき秋の週末
6
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葵の助
まだちっちゃい身体は悲鳴上げるよね 五日目の朝、背中よしよし
3
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笑能子
つらつらと箪笥の底に籠るもの風を通して追い遣ってみる
7
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詠み人知らず
秋の風 冷たくなるほど 冴える空ささやくように 星は瞬く
3
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紫苑
君愛でし首の黒子を覆ひつつそぞろ語らぬ薔薇のスカーフ
13
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ベイジー
闇夜ゆえ落ちる涙は道しるべ 父を探して 合わす両の手
15
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みやこうまし
石垣を積める丈夫の背中に雨蓑が似合うやだんだん畑
11
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只野ハル
倒れたる偉丈夫だけを置き去りに鉄騎と兜空しく去りぬ
1
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三沢左右
コーヒーの夜闇に落とすフレッシュのようににじんだ 月に叢雲
20
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たんぽぽすずめ。
木犀の大樹に絡む群青の朝顔で知る高き空かな
14
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こはぎ
凛とした街も湧き立つオレンジと黒で始まる冬の入り口
6
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舞
背に余るランドセル負う子供らの眠たげな目に朝日優しく
13
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