恣翁のお気に入りの歌一覧
せいか
忘れねばこそと遮二無二 時駆けたいつしか思い出すもあたわず
1
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紫苑
石蕗の黄は目を射たり一夜をし妻にあれてふ男あざとき
6
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横雲
色づきて蜜柑も柿も生りあまる暮れやすき日のさびしかりけり
5
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詠み人知らず
天高くちいさいてのひら伸ばしては転びながらの大きな一歩
16
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けにちん
オレンジの灼熱球が遠くから朝の景色を白に彩る
2
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ケンイチ
土曜日の朝の市場に聞きなれぬ言葉でアップルパイをもとむる
8
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詩月恵
「美味いやろ」注がれるままに飲んだのは君の故郷の辛口の酒
11
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敷島ヤマト
幽霊を見たかのような顔すんなお前が好きって言っただけだろ
7
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新田瑛
働いてはじめての冬寒冷地手当で買った赤い手袋
3
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螢子
異国の地にありて大和の言の葉を詠み継ぐ君の旅は遥けし
14
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河のほとり
山河をもみぢ葉多に流れゆくむなしき今日もそれの一枚
11
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浅草大将
今朝ははや山の紅葉も見せぬとて濃霧と共に冬ぞ立ちぬる
15
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岩崎純一(純星)
幾重ともいざ白波を越ゆる風吹く秋の音の底の浜木綿
2
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詠み人知らず
風見鶏濃き山々を眺むれど飛ぶこと出来ずただ回るだけ
5
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紫苑
冬立てば遠火事告ぐるサイレンの心なしかに澄みて聞こゆる
8
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西村 由佳里
朝だよと 眠る我が子を 抱きしめて 今日一日の 元気をもらう
5
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高島津 諦
ぐちゃぐちゃに刻んで捨てた感傷が饐えた臭いを放っている朝
2
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魅月
寒空に白い煙を吐き出して明日を夢見るあなたの横顔
2
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詠み人知らず
一本のマッチを灯した君の文今でも心に優しいあかり
3
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詠み人知らず
晩秋にひらひら舞散る落葉たちゆっくりさよなら言ってるみたいに
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