恣翁のお気に入りの歌一覧
聴雨
盃に飲めぬ酒など並々とゐ待ちの月を浮かべては愛づ
8
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リンダ
信楽の山に囲まれ大小のたぬきの群れが淋しいと言う
11
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花梨
黄昏て茜の帰路に落ちる葉を踏みしめて聴く木枯らしの詩
12
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翡翠
散り積もる落ち葉を払う墓参り語らぬ石の今日の冷たさ
7
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まるえふ
藍染めの暖簾の裏で酔えぬ夜酒の野郎は今日は冷たい
7
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西村 由佳里
白い手が 爪立て桃を 引っ掻いて 指の形の 果汁滴る
2
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只野ハル
暖かい昼下がりにも外に出ぬ親を連れ出し買い物に行く
4
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たんぽぽすずめ。
ジャズとかで渋がっている私だが松田聖子に泣いたりもする
7
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葵の助
幼子の手のひらなのか紅葉の葉 汚れなき血が紅に燃ゆ
1
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聴雨
月影にはらり山茶花落ちる夜はきみの心のひと欠片知る
15
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でくのぼう
捜せどもたどり着かない悲しみに飛礫のように氷雨降りをる
12
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舞
お湯割りの焼酎沁みる独り寝の思い出だけが暖たかい夜
2
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麻倉ゆえ
手のひらに掬った息よ 天を越え風花となり暖かく降れ
6
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四季野 遊
口は裂け眼は燃え上がり吊上がり嫉妬に狂う美女の哀しさ
8
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まるたまる
賑わいの宴の後の静けさや側溝に浮く立ち待ちの月
16
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風橋 平
買ったきりポケット深くおしつける缶コーヒーのあたたかさだけ
7
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翡翠
陽だまりに柿剥く人の皺の手の節立つ指を染める秋色
1
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只野ハル
日曜は日曜の歌詠いたいひとり出かける事はなくても
2
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聴雨
一葉とともに木末に灯るごとひとつ残さる木守り柿かな
6
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葵の助
日暮れまで公園遊び髪の毛やオムツの中にも砂のお土産
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