恣翁のお気に入りの歌一覧
笑能子
初売の支度に街もざわざわと息衝いている何かを期して
3
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ふきのとう
娘から小遣いもらい嬉々とする夫の横顔初老となりぬ
16
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ふきのとう
客用の茶碗片付け正月に別れを告げて日常に戻りぬ
14
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悠々
背に負ふたこのかなしみも苦しみも生きて在ればのあかしなりけり
19
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葵の助
数年の空虚を埋め合わせるように今年も子供の賀状を送る
4
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葵の助
生かされていると謙虚に感謝してみろよと強気に地球は揺れる
5
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与太郎
桶の音 白濁の湯に 酒浮かべ 月夜眺める 元旦の夜
8
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詠み人知らず
黒豆の汁で作りし豆ぜんざい客喜びてわれはなたかし
12
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城戸愛楽
人生の出来事の意味 大方は判らぬものさ 後にならなきゃ
5
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詠み人知らず
親友と毘沙門天へ初詣互いの幸と友情祈る
6
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詠み人知らず
人肌を知っているからなお辛い一人ぼっちな三度目の冬
6
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栞桜
一年で心休まる一時は家族集まる三が日かな
1
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東大寺
三日目の お酒は少し 控えめで 雪降る庭の 灯火微か
6
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只野ハル
初祈祷控えの間にてひとり待つ皆で参りし年は遥かに
5
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悠々
初夢は黒い雪降るまへの海キミとふたりの眞夏の濱邊
9
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葉月きらら☆
また私ひとりになったわ優しさも素直さもなく意地だけ張って
14
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nmbakfm
北の風声を届けよ離る人の我れの憂かるを知るにやあらむ
2
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舞
乳飲み子の抱かれて見上ぐ瞳には何色の雲何色の空
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紫苑
兄妹とたはむれ憩へ時おりは橋のたもとに吾を待ちてゐよ
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紫苑
てのひらに浅き呼吸を覚えつつ晦日の鐘をとほく聞きけり
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