恣翁のお気に入りの歌一覧
笑能子
箱庭の境争い遺るものそれは実りと程遠きもの
4
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花鳥風月
背が高い人が好きだと聞いたから毎日牛乳飲んでみたけど
5
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あき
しくじった。そしたら月がにまにまと黄色い口でわらってくれた。
15
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せいか
フルカラーだった景色を一瞬でモノトーンへと変えるひとこと
8
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工藤吉生
ひからびて日々に追われる人達の作業場に降る若い恋歌
7
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栞
ぐびぐびと喉を鳴らして飲み干すは苦いビールと言えない不満
5
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むぎたうろす
バスタブのへりのわずかな平面の水玉ふたつ指でつないだ
26
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読人不知
吾が顏を 瞬ぎもせず 見る君の 濡れた瞳に 惹き込まれゆく
5
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いちにのパッパ
「じゃあまた」と母とのTELをそそくさと切り上げたことすこし後悔
3
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リンダ
時として武器にもなると知るゆえに歌は心を伏せて伝える
12
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詠み人知らず
あらたまのとしのはしめのよひやみにぬすひとくれはあかりなけしそ
1
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トビウオ
川の字に眠りしはずがツの字なりけの字を経て小の字となる
4
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まるたまる
とっぷりと陽が暮れたのに店内に仕舞って貰えぬバーゲンの服
8
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こまり
冬の風あんまり意地悪だったから大口あけて呑み込んでみた
6
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舞
三日月に別れを告げて居酒屋へ今日一日を忘れに入る
12
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薫智
三日月が笑顔の口に見えたからなんか明日も頑張れそうだ
11
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栞
猫舌のきみがふうふう息を吹く冬の夕餉のしあわせの音
14
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工藤吉生
冷蔵庫開けてションベンした父の鼻歌を聞くことはもうない
5
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想野
このごろの薄ぺらぺらの吾が歌よ溜まりし澱も払われざるに
1
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工藤吉生
人の不幸聞くことでしか休まらぬこころ抱えることこそ不幸
8
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