恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
気持ちまで 洗われてゆく 寒空に シャツを干す朝 雲が流れる
12
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浅草大将
いつしかに氷とけたる遣り水の春まつみぎは苔めぶきつつ
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みやこうまし
寒さ避け部屋に移せば観葉の金の成る木が小花咲かせぬ
8
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紫苑
滑りゆく指のたはむれ耳もとに貶むるかの睦言を聞く
14
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千春
あの日見た映画の内容ではなくて手と手の温度を覚えておりぬ
2
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只野ハル
立ち止まり橋の上から見る川面水銀灯が冷たく映る
6
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あき
近頃の若い奴らときたら、って笑顔の裏で思われている
15
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詠み人知らず
内定の会社経営悪化のニュース厳しい船出息子覚悟せよ
3
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詠み人知らず
うたのわに触発されて歌を詠むされどなかなか難しきもの
7
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まるえふ
ねえ祖母ちゃんあなたは吾子をどう見てた今話したい三十一文字で
13
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武田シンノスケ
島盗られ資源も盗られ海盗られ民盗られても「遺憾の意」だけ
4
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詠み人知らず
おもむろに ウーンと伸びをする君のくしゃ顔にまたやられちまった
8
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詠み人知らず
厳冬に負けじと赤のペチュニアが一月尽の花としてさく
5
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ケンイチ
翳されし狂気の槌と炎の中で君の最後に見し空の色
7
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芳立
一月のこはばる朝を震はせてアイドリングが白くくすぶる
6
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聴雨
でき立てのパスタに白くやわらかき陽だまり遊ぶ透明な午後
8
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あそびくも
公園の誰かが漕いだブランコも凪ぐ頃だろう日の入りの刻
18
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紫草
白菜は黄白の肌をさらしつつ スープとなつて友癒やしをり
7
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詠み人知らず
亡き父母と住みし古家壊すとき弟の目に涙光れり
14
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横雲
猛々とつるみそむらむ鶏鳴に独り目覚むる朝ぞ怨める
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