小林道憲のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
風吹かぬ趣もなし愚にも似て物の哀れは私事に
2
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桜園
歯科難民われのことかと思うほどよき歯科医に出会えぬ不幸
20
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凜
淡路(逢はじ)島越して惜しとは思はぬとゆく明石(証)にて心折しも
7
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田中キズナ
悲しくも 泣けぬ自分が いつの間に素直に泣ける 人のやさしさ
4
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もなca
道の端そこ此処に咲く黄の花の名の気にかかる駅までの道
20
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鍬乃呑
休みの日明るいうちに飲む酒に熱い頬ごと窓に乗り出す
12
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さら湯
春は往き 野焼く篝火 藍に映え 霞と靡く煙も懐かし
3
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蓬ヶ杣
月ねむる 真冬の朝に洗面所 歯ブラシの上に見えるフランス
3
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あき
女とて世間へでたい女ゆえ戸にこもりたい 狡い生き物
18
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yuki
想ひ失せ湖畔にひとり眺むるは水面で揺らぐダイヤの虚像
4
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もなca
はらはらとみかんの花の散る傍で小さな花芽を抱くあじさい
21
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のんぼう
私には見えなかったの あなたから愛されているなんて未来は
7
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もぉりもり
きれぎれの雲ひかってたぼくがまだいなかったころの青い畳に
2
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inosann
ほぐすよりもつれた糸は切るも良い心中巣くう確執もまた
20
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詠み人知らず
ティースプーン一杯ほどの哀しみを飲み込めぬまま今日も夕暮れ
27
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詠み人知らず
書きかけの歌の在庫の増え続け 結論のない恋と重なる
20
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もなca
何もかもやさしく包む若葉雨 花も小鳥も傘さす子らも
34
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もなca
真っ白にみかんの花の連なりて風薫り立つはつ夏の庭
26
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恣翁
黄昏は 藤花の陰に深まりて 春の尽くるを惜しみけるかも
60
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いり子
芭蕉とか晶子の歌碑を見つけてはちゃちゃを入れつつたどる山道
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