恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
薄紅のカーディガンを買ったのはキューズモールが春だったから
10
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有為
冷たきはおのれの手なり真菰刈る水の深きに流れ星ふる
11
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有為
ひさかたの春の日暮れて東京も我も珈琲色に染むなり
9
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あき
許すとは相手を貶めることと感じるうちは許せていない
7
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佐々一竹
春浅し甘藍畑に眠りたる白き魂かたく閉ざして
7
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ジュウイチ
あのころに憧れていた主人公より年上になってしまったと、ふと
9
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ジュウイチ
終電をのがして浮かぶ白いあくび徹夜明けのたいらなテンション
3
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凍
風に目を背けて歩く制服の重たさまでも中学生女子
5
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みやこうまし
一日を短歌で暮らす三昧を誰が咎むや八十路の遍路
12
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ケンイチ
その意思を示すがごとくまつすぐに雪降る地のまだ遠き春
15
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さる
手術すみ皇帝は 快くならせ給ふは喜ばしくも
4
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もなca
「きさらぎ」という響きが好きキラキラとして清らかで凛としていて
6
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工藤吉生
もぐりこむ布団はオレを型どって少し似ているふくらみとなる
3
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もなca
お日さまのぬくもり帯びた掛けぶとん抱かれるごとくくるまってみる
9
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詠み人知らず
夜半から熱と悪夢に苛まれ 万年床に冷えた汗滲む
8
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市川ありさ
遠慮しているのと問われ頷いた寄せては返す沈黙の海
2
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紫苑
安南の花活けのそこ津の国の何を待つらむ見慣れぬ魚は
6
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詠み人知らず
いにしへの告解のこゑ聞くごとく聖堂内に冬の日が差す
7
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あそびくも
焚き染むる香にだに酔はせ黒すぐり杯の叶はぬ味気なき夜は
11
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只野ハル
日常と想像の間彷徨い指を折りつつ歌を詠む日々
3
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