恣翁のお気に入りの歌一覧
葵の助
行列のアリを必死で踏み潰す子が踏まれるとキレる人達
3
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紫苑
ふたしかな思ひの軸は傾ぎゆきバレエ人形しづもりて止む
4
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紫苑
企まず糸にし結ぶ玉水を掬うて落つるささがにの罠
6
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舞
何処へゆく白レジ袋棄てられてあてなき風に右へ左へ
15
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ゆうくん
名残り雪 光る季節の 星空は 春降る白い 淡雪の色
2
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村上
自転車のヒヤリ飛び出す高校生前しか見ぬのが青春だった
4
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山本左足
違法駐輪の自転車を蹴飛ばして駅前通りを走れ春風
3
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山本左足
パラダイス行きの切符はポケットに入ったままで期限が切れた
6
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花鳥風月
真夜中の草木が眠る静けさに心臓の音だけが響いて
9
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西村 由佳里
小人たち 小さな筆で 色を塗り 蕾の中を 春色にする
5
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紫苑
音に聞くニースの青の身を染めて人魚とならむひと夏の恋
9
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浅草大将
査証なくて踏む土かつて憧れし国トランジットの夜は 闇
8
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紫草
白辛夷戦う準備はできました 空の青さの証明のため
11
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宏理
モニターに映る降水確率が春が来るのをおあずけにして
2
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舞
一二杯先ずは手始め五六杯酔い語りつつ余ること無く
14
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あそびくも
ひるどきの暖簾の奥は遠近のすする背中が辛苦をかたる
16
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詠み人知らず
言の葉にきづつき心みだるれば美しき花の歌を詠みたし
21
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芳立
まるで身に覚えがないが国民は平和を希求するのだといふ
9
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ケンイチ
地を鳴らし空を破らむ発生といふ衝動に挙り狂へば
6
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詠み人知らず
二月雨降りつぐ昼を灯しつつ梅と山茶花床の間に活く
15
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