恣翁のお気に入りの歌一覧
紫草
両の手でそっと包んだ我が乳房 柔わで強情花の記憶は
11
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紫苑
とき過ぎて逢ふ瀬の水脈も絶たるればいづこに寄らむ恋忘れ貝
14
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中村夜
大人にはならなくていいそのままの子どもの瞳で笑っておくれ
4
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詠み人知らず
サッチモの似合う土曜の午後二時の 濃いコーヒーにリズムの波紋
19
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さる
縁側にさしこむ光あたたかく老いのふたりをつつむがごとく
16
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詠み人知らず
仰ぎ見る海思わせし夜丸め背いて潜りしがみ付く底。
5
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もりもり
なりやまず早く起きろとうるさいぞ 娘の部屋の目覚まし時計
8
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舞
手摺り持ち杖突き登る老人の一歩一歩と弛むこと無く
12
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紫苑
青き香をはなつ酢橘をてのひらに包めばひと日華やぎにけり
14
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山本左足
思いきり酷い態度で振られよう君が未練を残さぬように
5
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詠み人知らず
柔らかき落ち葉の息を背に受けて秋にまみれるお前を拾う
17
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元円
雨の日はフォークギターを持ち出して昭和の曲を弾いたりもする
3
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もりもり
病み上がり母の見舞いに手作りを美味しく食べる喜びの顔
7
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白亜
自転車も今 背景となりにけり ふたりを川辺に残したままで
15
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詠み人知らず
百メートル遂に優勝逃すとも 三位の意地を称えし教師
10
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詠み人知らず
シクラメン濃い紫の花影に寂しきを祕め春光に咲く
8
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みやこうまし
梅園に紅白混じえ梅の花こもごも咲けり三寒四温
15
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卯月
打ちました! 塁審が右腕回す! 土壇場で今、試合を決めた!
2
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もなca
やわらかな想いはあふれ 春色の紅ささずとも染まる横顔
81
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山本左足
「霊長類ヒト科」の看板ぶら下げて見物されに行く動物園
3
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