まるたまるのお気に入りの歌一覧
うにうに
縁石の雨垂れの窪み干からび 真昼の空の青を見上げる
10
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晴流奏
カメラ手に窓を開ければ今宵君に贈る予定の月が出ている
5
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七色コイン
二の腕が綺麗なことは憶えてる じきに名前も忘れそうだよ
7
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七色コイン
あの日ほど、泣いた夜もない。あの日ほど、呑んだ夜もない。旅立ちの日に。
14
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芳立
あきとみる有明の月のつれなさに片方はさめぬ夢の島かな
7
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浅草大将
有明に立つや混みけの市みれば小田の稔りの秋ぞ知らるる
12
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芳立
君がため吹ける笛の音よそながらひとも聞くらむ月の明かきに
6
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浅草大将
夏の間に葉書一つも来ざりしを残る暑さに見舞はるるとは
11
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晴流奏
鮮烈なねぶたに楔穿たれて閉ざした胸に吹く津軽風
5
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晴流奏
韋駄天の風を纏いて迫り来る囃子太鼓とらっせらの声
9
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紫苑
抱かれて幾とせを経む逢ひ引きに馳せゆく肩へ蝉時雨降る
19
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紫苑
送られぬ魂は迷はめうつし世の思はくにこそ道のなくなる
9
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三沢左右
君ひとり行かせはせぬと編み上げのブーツの紐をゆうくり結ぶ
16
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舞
骨さえも残さず喰いし頃もあり魚一匹歳経るを知る
11
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芳立
朝顔の乱れあざなふ黒髪に千よの釣瓶となりにけるかな
8
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紫苑
花開く稲にし思ふ十重二十重踏まるる民よしなやかに起て
10
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浅草大将
この地に根づく命をおほふなとうらみにかへせ千重の稲浪
10
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あそびくも
秋風に君が梳き髪ゆらぐたび切なく翳るぼんぼりの月
20
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白川剛
朝まだき清らに咲ける朝顔をつらつら見るにしくものぞなき
11
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芳立
オラシオの声は届けりおぼゆべき火のいろ知れぬ世なるわが身に
9
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