行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
KEN
たまきはる 萠ゆる命の 木靈聞く さみだれの後 光り散る森
10
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滝川昌之
終電で懺悔のごとく吊り革を両手で握り枝垂れる戦士
16
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横井 信
道端で灼けつく日差し浴びながら静かに待った一陣の風
12
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もどり
曇天のマングローブの森を行く 蝶の飛ぶ音 明け方の夢
4
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横井 信
おだやかな風を見ている青鷺のまだ終わらない夏の一日
14
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芳立
夏至る世のことわりをあざ嗤ひ暴れ繁れる道の青草
4
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ましまし
帰路に燃ゆ夕陽にシャッター切りたくて まだ沈まないで駆ける坂道
8
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舞
遠き日の春の宴は哀しくも吾れのみいない神話の記憶
5
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KEN
さみだれも 日毎に夏の にほふかな ふふむ蕾の 山百合に降り
12
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恣翁
見下ろせる 東シナ海の空と海 悲しきほどに蒼くありけり
14
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ななかまど
ひなげしはより来る風をいなしたり話せぬ秘密かかえしように
4
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コタロー
梅雨晴間色とりどりの花たちはパッと開ゐて陽射しを受ける
3
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コタロー
休日のビル建設の現場には空に向かつて伸びる骨骼
7
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横井 信
草笛を短く吹けば生い茂る森に涼しくウグイスの声
11
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つちだゆういち
運命の人は何処と六本木交わす瞳の誘惑ゲーム
8
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光源氏
面影を雲居遥かにしのぶれば心にしみる入相の鐘
12
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青き銀椀
ゆふぐれの蒼く澄みゆく空ひとつ沁むるあとこそ想はるるかな
9
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灰色猫
風として自由に生きてくださいねいつでも窓は開けておくから
24
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青き銀椀
水田の鷺啼きわたる街なかの此処に棲むとぞ告ぐがに聞けり
8
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青き銀椀
目は松にあたりをつけて一心に片うで上げて刈る庭師かな
7
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