灰色猫のお気に入りの歌一覧
へし切
逝く夏の想い出を胸に そのいのち ひと日に仕舞ふ酔芙蓉かな
15
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ななかまど
この夏の避暑地となりしマックではアイスコーヒー一択の日々
13
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痴光山
母土母土と還へるどんぐり見えざるも生な音させ身を伸ばす秋
7
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萱斎院
散りゆくをあはれとおもへ 色おほき打ち振る袖にゆかりとぞ見る
10
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トウジさん
緑風に若かりし日の父がいる届かぬ高さ紅い朝顔
2
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入山夜鷸
波をゆく誰ぞとも知らぬ灯籠の背を押す経もかほそかりけり
2
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舞
語りかけ触れて冷たき墓石へと盆を盛りに降る蝉時雨
3
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ななかまど
まだ続くこの蒸し暑き熱帯夜あと二度欲しい最低気温
9
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杜鵑草
めをとぼし嬉し顏にて光るめり離れなむ後はいかで光らむ
4
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詠み人知らず
握る菊 香る手の平 合わせては 心配させては 心配をした
7
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横井 信
実りまだ遠き原野の青い実の晩夏の風にあやしく揺れる
12
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詠み人知らず
偏頭痛 堪えた人生 また悩み 苦しみもがき ピリオドを打つ
4
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林林
たらちねの母なる大地の乳房かな無花果紅く膨らむを捥ぐ
13
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音蔵 雅秀
カンパンの 茶箪笥の奥眠りおり 何も無かりし証なるかな
5
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ななかまど
秋の声何処にありや緑濃き鈴懸の樹に処暑の影なし
17
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さいおん
秋僻 虫鳴音 移乎 離暮者 聞都哉吾背
27
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滝川昌之
腰かけてスイカ漬け物まどろめば団扇がなでる祖母の縁側
17
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小林道憲
白波が脳の芯にとびかかる しびれるような夢のさびしさ
2
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へし切
ひそやかにうれし涙を流したり そんな可愛い君が好きだよ
13
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小春空
予見せる危険に払う対策を怠る者に対する怒り
4
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