恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
草花も人の心も伸びやかに弥(あまね)生いゆく春を待ってる
13
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紫草
香り立つ梅の初花ほころぶを とどめて積もるなごり雪かな
16
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横雲
春風にふれる淡雪早解けて庵りに桃の花芽膨らむ
10
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もなca
凍てつきし土の面を押し上げて芽生えしものは萌え出る想い
7
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みやこうまし
時雨去り梅の枝穂に落日の光たまりて蕾みゆらげり
15
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猿ノ丞狂介
日暮れから百の話をし終えれば物の怪ぞ来る灯火の下
15
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詠み人知らず
内潜む大腿骨を口含み舌腹交わす君の右腿。
1
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詠み人知らず
じわじわと湯舟に沈む仕合わせを 父母に分けたい週末の夜
10
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悠々
三月の十一日は津浪の日白布に瓦礫の村包めども
14
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詠み人知らず
目ざむれば活けし花桃匂いたち日差し明るき弥生の喜び
16
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しづく
じゃがいものキッシュ焼いてるオーブンの中をみている今日もいい朝
9
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しづく
千代紙に手紙を書いて折り鶴を折っておそらに飛ばしていいかな
1
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西村 由佳里
幼子が おぼつかなげな 足取りで しっかり進む 母のもとへと
3
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只野ハル
雨上がり晴れゆく空を見上げてる頬に吹く風少し春めく
4
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本間紫織
妊娠の二文字抱いて柔らかな横顔がそっと母へと変わる
2
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ふきのとう
カレンダーめくってみれば桃色の春爛漫の風景現はる
11
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舞
泣くことは出来ぬ男の子と生まれ来てひたすらに酔うそんな夜もあり
5
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せいか
東京の雪降る空はもの憂げで 凍った歩みに灰のごとく降る
4
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芳立
千年後ここで必ず会はうねと伝へたくなる雪のふる森
22
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元円
道端の白いたんぽぽまだ早い春の小さな日だまりに咲く
7
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