恣翁のお気に入りの歌一覧
河のほとり
梅の花かすむ夕べの景色にも香こそ軒端の風に仄めけ
17
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詠み人知らず
ユーミンの歌に告白してくれし優しき君の面影うかぶ
17
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七生
春色のガーベラにまだ向き合えず斜に生けたり卒業の夜
11
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紫草
美味そうにほおばる夫無邪気なり 真っ赤な苺練乳かけて
7
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七生
もはや着ぬ白衣にアイロンかけたればふいにかなしき薬品庫の香
11
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もなca
春なのに冷たい雨の降る午後は受話器を取りぬ人恋しくて
8
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芳立
うちなびく春一番にさみどりの髪はわが手の触れるところへ
9
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舞
揺らぎ立つ修羅の眼差し雪残る田を廻りゆく農夫の胸に
8
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紫苑
彼岸すぎ塩瀬の帯に笑まひする仏の傍に赤ままの咲く
10
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紫苑
皺みたる山査子の実の酸き甘き綯ひ交ぜにしてひそと食みをり
9
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山本左足
泣いている人よりむしろ泣いてない人に理由を尋ねたくなる
19
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山本左足
青春を無駄にするなと言うけれど無駄じゃなければ青春じゃない
10
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七生
日の丸の奥には海がひゆらりと揺れてありけり校長式辞
6
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いちにのパッパ
スーパーで牛乳二本買うだけのデート行こうと一歳が呼ぶ
5
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吉奴十三世
宮仕へ離れてこの世にながらへばさびしかるべき永久の休日
5
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ふきのとう
入院す主の席は空いたまま一際の声聞けぬ淋しさ
16
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さる
残雪に内裏も震へたるごとく弥生朔日春遠くして
9
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たかなしゆり
教科書の間に挟んで隠してた「好き」が勉強中に出てきた
9
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紫草
灰色の空を見上げてつくづくに 明日こそ輝く青に會ひたし
15
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詠み人知らず
草花も人の心も伸びやかに弥(あまね)生いゆく春を待ってる
13
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