KENのお気に入りの歌一覧
葛城
まれ人も無きを家刀自吾を遣ひ無聊を託つ暇もあらず
15
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ななかまど
雪割りて春を告げくる福寿草色なき冬の命いとしく
16
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うすべに
灰色の空に影さす裸木に 葉の緑かとめじろが遊ぶ
7
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うすべに
水煙の西と東の乙女らが ひさびさに舞う初春の空
8
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うすべに
陽だまりに童女がひろう寒椿 ほとけさまにと小さな両手
8
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横井 信
正月の空に浮かんだ雲を染め沈む夕陽にはじめる仕事
13
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ななかまど
新しき生活様式わが顔をマスクがおおう時間の広さ
13
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滝川昌之
産まれたての仔馬のごとくおぼつかぬ襷つないで崩れる脚は
20
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恣翁
風呂の戸を あけてめでたき姫始め 我を忘れて 湯気に上気せぬ
6
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吉野 鮎
南面の傾りを埋む水仙を香らせわたる初春の風
13
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吉野 鮎
ふる雪に音鎭もれる 只管に 祕めやかを紅 寒椿墮つ
8
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吉野 鮎
花束の一輪の薔薇 汝が胸に 媚藥の刺もて眠らせて候
9
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滝川昌之
大吉のごとく引いては山を盗る坊主めくりの小野小町よ
18
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名鈴
遇に舞ひ降りし鶴恋ふるとて 雲居を眺むる常磐なる松
6
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ななかまど
柔らかな起伏をみせる雪原に穏やかなれとひかり弥栄
10
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横井 信
新年の朝陽を浴びて詣で行くこころをあらう玉砂利の音
11
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Chico
須臾いずる昏き思ひは口にせでくるまざき過ぐ 城下町ゆゑ
6
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Chico
汝の歌がほどけゆく 須臾 みづみづしなづきへと我れ遡る 魚
13
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葛城
さまざまに取り具してのち整へば思ひ滿たさる設えとなり
7
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滝川昌之
駅伝の通行規制を貼り出すも沿道観戦自粛の朱書き
15
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