小林道憲のお気に入りの歌一覧
おおしまゆきこ
くたびれたプリマがパニエを脱ぐようにバサリと落ちる芍薬の花
32
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竜児
無知ゆえか摂理をたがえ現れる潮時知らぬ愚かなる蟹
19
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文麿
さみだれの温き素肌に優しけれ降る雨さへも連れて愛でなむ
10
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笑能子
ハードルがそれ彼方此方に一里塚飛び越え姿勢は一先ず問わず
6
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詠み人知らず
春雨じゃ濡れて行かない部屋に居り 独居の隅に欠伸の溜まる
15
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光傑
稲作も害虫雑草目立ち出し真なる稲は生き延びるのか
3
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遠井 海
レゴブロックとメガブロックも繋がるし私らきっとやっていけるよ
12
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笑能子
遣る事があるからこその張合いか合間合間の深呼吸なる
9
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みやこうまし
雨止みて樹林を行けば木漏れ陽に青木新芽のきらきら萌えぬ
7
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あんこ
不器用なあなたが好きと言えなくてそっと見上げた青空ひとつ
6
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あんこ
不器用なあなたの愛が眩しくて袖口掴んで着いてくだけで
2
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光傑
なに食わぬ顔で横取り杯を空ければつまみに人を食うやつ
4
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田舎人
白百合の花涸れるとも忘るまじ指に残りし君の温もり
6
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聴雨
東雲の明けゆく野辺に一人きて露おく白き花を手折らむ
15
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田舎人
夢かとも想へど現実に違ひなく旅路の妻に少し紅塗る
3
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inosann
客宅で「変えれぬものが二つあり人と過去だ」と聞いて頷く
16
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あまおう
頬杖をついてるきみの手の中で三日月もまたアンニュイでいる
18
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もなca
はつなつの風駈けぬけてひかる葉と翳る葉のありさざめきながら
17
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凜
五月待つ花橘の香のひとよ来るは名残の夢と見しかな
2
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横雲
初夏の光包まる午睡後に夢の残りを揺らぐ葉に追ふ
5
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