KENのお気に入りの歌一覧
名鈴
子を生せば 予ねて告げける 罪の報い 凌じあたはぬ 雪女かな
11
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葛城
去年の夏の皮の固かる茄子漬けをやをら食むなり朝鬻に添へ
8
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滝川昌之
氷雨とて嗄声のごとき裸木の枝擦れの音の一つも抑え
16
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横井 信
ベランダにみぞれまじりの雨の降る暗い朝でも暦はすすむ
8
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灰色猫
微睡みて君を想はば孤独なる深海海月の燃ゆる夢見る
11
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灰色猫
音速を突破できない僕らには音の速さの歌声がある
9
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ななかまど
低き空ささえしようにプラタナスかたくなに立つ寒風の路
11
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名鈴
剣太刀 汝が研ぎ澄ます 心とも 同じく冴えて 名をば立つらむ
7
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葛城
降る雪の間斷なきに積めばこそ什噐を持ちて取り除かしけれ
17
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滝川昌之
老いるとは学ぶ心を失くすこと前を向かずに振り返ること
19
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横井 信
吐く息の白くかがやく寒空にやさしく響く鳥の歌声
11
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灰色猫
寒波来る予感の小夜に冴え冴えと睦月の月は鋭さを増し
17
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灰色猫
冬空に投げ捨てられし空き缶の心地のわかる凍ゆる想ひ
13
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灰色猫
天にまで届かむ塔を築かむといつか崩るる祝ひの日まで
13
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灰色猫
燦々と照る太陽を想ひつつ珈琲を挽く寒波の朝に
16
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灰色猫
刻まれし雪に残りし初恋をスノーシューズで追ひかけゆかむ
13
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横井 信
トラックのエンジン音を唸らせて動きはじめる工場の街
12
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ななかまど
コロナにも始まりあれば終わりあり夜の奥から登る太陽
10
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灰色猫
豚ばらをくつくつ煮込み大根に染みし味はひ父の味かな
12
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灰色猫
風もなくひとり迷路に傷つけど今は背中の羽根を癒さむ
11
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