恣翁のお気に入りの歌一覧
吉奴十三世
民草の苦しみよそに打ち上ぐる花火と消へし大火箭かな
3
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西村 由佳里
生意気な ことを言いつつ 吾子の手は ぬくもり求め おなかに触れる
2
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いちにのパッパ
何となく義父に連れられきし寺院のとりとめもなき香炉のけむり
2
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のんぼう
陶器婚 何かいいことあった日は あなたプレモル私はヱビス
4
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弦跳
木の暗れのスノウドロップ重たげに 花びら一片かぶりうつむく
5
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詠み人知らず
守るべき人がいることの幸せと 果たすべきことの重さに惑う
19
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横雲
枝に満つる花静かなりはらはらと舞ふも人なき夕暮るる寺
17
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河のほとり
山風に花散り交ひてかがり火の影に仄めく闇のなか空
10
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悠々
これからのボクの将来を涙した亡き、かーさんを思い出したよ・泣
17
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風蘭
春の宵あさい夢見て目覚めればぬるい空気と冷蔵庫の音
26
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ペニーレイン
サリンジャーライ麦畑でいつまでも逐えよ輝く春こそ寂し
4
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幸隆
早朝の仕事の疲れなんのその曙の蒼を見るを思えば
4
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詠み人知らず
ペン先に 感情が流れる血管みたい 白い紙が血の色に染まる
3
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紫苑
つばくらめ過ぎる青空いちまいを切りて愛しき啄木忌かな
11
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ねずみ
まあたらし 泣いて揺れるは ランドセル母に引かれて 朝の登校
3
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光本博
焼き魚定食あるか聞き終えぬうちの店主の否のすばやさ
10
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善田真琴
色白の痩せた体を貝割れは押しくら饅頭陽の差す方へ
2
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木綿
美しい景色は時に残酷で消え入りそうな自身を抱く
9
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笑能子
空に撃つその一撃の意味合いを一つの意味でただなぞる人
2
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もぢずり
他人にも心惹かるる若くして逝きたる人のみな美しく
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