恣翁のお気に入りの歌一覧
まるたまる
どこからか桜一片舞い落ちて届くといいね誰かの気持ち
9
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うめこ
散り際を 耐へて重たい花卯木 一夜の雨で 散りて敷くらむ
5
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武田シンノスケ
島中の道路っぱたに咲くごとく干さるるひじき知る人ぞ知る
5
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紫苑
ひさかたの月読壮子あしもとに拉がれ坐するわれを浸せよ
8
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しづく
バスタブにもたれかかって息をしたからだを包むお湯はやさしい
6
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光源氏
み吉野の舞ひ散る花の行くすゑに無常の理悟るゆふぐれ
17
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本間紫織
羊蹄の清水流るるすず風の未だ見ぬ人しのぶ黒髪
6
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きたの小町
されどまた 涙をふいて けんばんに 指おくきみを われ忘れまじ
6
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きたの小町
いまきみは ピアノに突っ伏し 全身で 努力のむなしき ときを生きてる
4
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花柊
音沙汰の無きこと責めね友なれば今しばらくを耐えてかし君
1
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紫苑
ブナの葉の便りは誰に届くらむオトシブミとふ名の優しかり
11
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紫苑
帆にはらむ風のなきなり抜け殻の眠れる瓶を開けてはならぬ
11
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舞
言の葉に出来ぬ思いの幾つかを流して捨てる冷や酒独り
15
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舞
生活に荒れゆくままの妻の手を包みて詫びる言葉とせぬも
11
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もなca
満月に見守られてる心地してカーテン開けたまま眠る夜
15
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千蜜
飛鳥路や自転車停めてしばし一服柿の葉ずしと蕎麦と若葉と
4
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只野ハル
鯉のぼり子どもの声の遠ざかり谷間に渡るロープに泳ぐ
6
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風蘭
日焼けした背表紙の本手繰る手が導かれゆく追憶の径
26
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詠み人知らず
路地裏でためらいがちに繋いだ手知っているのは銀の月だけ
12
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いちにのパッパ
「特別に、チュウシャサービス1時間」アナウンス聞きおそれる五歳
1
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