藤久崇のお気に入りの歌一覧
月虹
いつまでも踊り続けていたいから君の右手を放さずにいる
128
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大上
芽吹く枝と露天の舟に寄り添ふて続く世代に名殘葉の川
8
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月虹
主なき実家の鍵が揺れている涙目をしたうさぎキーホルダー
81
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詠み人知らず
たおやかに過ぎゆくひと日 仁和寺の庭にたゆたうお香楽しむ
20
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詠み人知らず
白川という名のお香焚いてみる すこし寂しき風ある夕べ
21
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みやこうまし
情熱と意欲が萎える高齢化 歌詠む気力が最後の砦
18
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まあさ
蜂たちも やって来たよと 蝶々に 耳打ちをする カラスノエンドウ
24
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恣翁
木洩れ日の 背に感じたる 温もりを 確かめたくて そつと眼を閉づ
52
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恣翁
寒き夜に 梅の堪ふとも 独り寝の 玉の肌に霜を寄すまじ
42
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恣翁
降り注ぐ木洩れ日の中 置き去りの庭の籐椅子 微睡みにけり
51
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恣翁
ざわめける木々の梢の その先に揺れて 木の芽の銀に光れり
48
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恣翁
重過ぎて 詠むも憚る 歌心 今は黙して 溢るるを待つ
91
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恣翁
あどけない 瞳の奥の 無自覚な 悪意で誰かを 傷つけるんだね
69
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恣翁
まじまじと 両の掌眺めては 自分の死期を ぼんやり想ふ
60
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恣翁
磨り減りて 面立ちすらも朧なる石仏群の 木洩れ日に映ゆ
61
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夏恋
仄暗い回送列車のあちこちにご帰宅中のご先祖を見る
22
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夏恋
つまらない場所になってしまったな歌もわたしも要は飽きちまった
25
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夏恋
濃厚なコバルト上の三日月は胸に刻んだ爪跡のよう
23
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夏恋
君生まれ思えばいつも誰からも君殺されぬことだけ願う
24
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夏恋
逢う?という二文字のメール見ただけで甦る声震える心
27
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