恣翁のお気に入りの歌一覧
笑能子
待つ人の物言い静かに聞き分けて努めて水面を静かに保つ
5
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佐藤晴
工場の鉄骨の森飾る灯は夏の夜の夢演じるひかり
8
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佐藤晴
恋知らぬロボットのようモノクロの画材ばかりで描いてた日々
13
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更紗
「じゃあまたね」最後の嘘に微笑んだ 空を仰げば満天の星
5
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只野ハル
白霞む降砂の空の曇りゆき色無きままに黄昏てゆく
5
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坂本雅則
十六で 初めて出来し 逆上がり 今も忘れぬ その瞬間を
2
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舞
夏の陽の空満つ風にさやぐ葉の公孫樹並木の影も優しく
9
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横雲
枝に絡む蔦の若葉に木漏れ日のおちこち零る影さやかなり
8
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falcon
更けゆくも音鳴りやまぬ工場より汚れし窓に洩るるともしび
7
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紫苑
ふたつめのカップに落とすクルトンのスープに転ぶ初夏の朝
11
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城戸愛楽
蚊にすればさぞ美味さうに見えるらむ 白き肉搖るる二の腕
6
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七霞
芋焼酎あけてコロコロ笑ってる君につられて世界が紅らむ
5
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浅川圭
風渡り、楓の梢見上げれば緑の光降り注ぎ、夏
3
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もなca
まっしろな檸檬の花の一輪を浮かべ香りの華やぐ紅茶
12
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紫苑
紺青の笹りんだうも涼やかに浴衣の映ゆる夏ひと日かな
11
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環
初夏のひかりのなかを黒揚羽つつじもとめて我のさきゆく
1
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みやこうまし
浅山の道辺で蓬摘み帰り匂い煙らせ湯に浸かりけり
8
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舞
咲く花も散りゆく花も一日を精一杯に陽を受けて立つ
11
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みやこうまし
夏立ちて風の乾ける音か葉かさくさくと鳴る木暮れを歩く
12
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更紗
紫陽花は一雨ごとに美しく散々に乱れる心を映す
6
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