恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
お朔日参道ひしめく出店たち 郷愁誘うリンゴ飴かな
8
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詠み人知らず
汝が指の白きを思ふさきさきとわれに噛まるる水菜鳴くとき
9
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かぐや
十六夜の 月にかかりし 叢雲の 別れし後の 行方や知らず
3
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七色コイン
アメーバで連歌というグルッポを作りましたよ。みんな遊ぼう!
2
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芳立
たばかりの春にも飽きて女ぎつねの嫁入りするか六月の空
15
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浅草大将
春しらぬわれのなみだも凍るべし冷蔵倉庫に魚の眼ひかる
15
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みやこうまし
涼風の小川に沿えば黄と燃える川辺の菖蒲揃いて揺れぬ
12
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芳立
ひるがへる旗は十色をうつりきて呼倫貝爾に馬を駆りゆく
8
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もなca
六月の露に濡れたる青梅はきみの好めるさみどりの色
11
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葡萄
鏡なす水し無ければ天を翔る真澄の月を如何に狩るらむ
21
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いちにのパッパ
ぽかぽかの羽毛布団を抱え入れる日曜の午後を幸せと呼ぼう
11
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ちゃー
蛙鳴く声が夜風にのってきて今日も見るのは故郷の夢
5
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しづく
きっちりとゆいあげた髪後れ毛のひとつもみせぬ後ろ姿だ
4
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しづく
恵まれた生活をしていることと満ち足りるとは別なのだろう
8
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紫苑
夕まだき汝を容れつつ漂へば水母の月の子宮に揺るる
10
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紫苑
名にし負ふ芦むらわたる風あをみ夜明けを告ぐる初夏の湖
14
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falcon
夏来ぬとよしきりうたふ芦の間の入り日に朱く寄する夕波
14
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ふきのとう
実りきて黄金に光る穂のうえに落ちる夕日は色濃く染める
16
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浅草大将
雪のしたのおとはの谷のさざれ水道をもとめて氷とくらむ
13
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詠み人知らず
佃煮の山椒よけた幼き日 今は愛する「ちりめん山椒」
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