恣翁のお気に入りの歌一覧
りも
隠そうと すればするほど 暴れだす 自分の中の 闇なる部分
3
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あまおう
今はまだ優しくせずに傍にいて薬の沁みる傷もあるから
10
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漫ろ野
腰を曲げ視界を制限するほどに 悲しみばかりが背中につもる
4
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只野ハル
バースデー普段どおりにチリの鮭焼いて親と食べひとり帰る
4
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白亜
そそぐ陽の地に織りなす文様をふたりの靴に写し取りたり
13
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みやこうまし
夏立ちて日射強まる御所の庭夕ずくに連れ鳩の現る
9
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更紗
過ぎてから幸せだったと思うより今この瞬間幸せでいたい
4
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久保田藍人
「紫陽花は死んだよ、去年。妹がマイマイツムリと看取ったのさ」
5
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四つ目猫
朝露に映える名も無き雑草に我が身を重ねて暫し佇む
4
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四つ目猫
独り身の背中の微妙な痒い場所定規?孫の手?人の手恋し・・
4
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葛山葛粉
切り捨てたひとに切られた事もある切り捨てないでいたひとにさえ
2
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紫苑
牛乳瓶われ関せずと光りをり真夜かへり来て氷庫開くるに
9
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詠み人知らず
うのはなに月のあかりをともす夜はただひとこゑを啼けほととぎす
15
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水也
幸せの在る場所なんて忘れたよ夢も見ないで眠る毎日
6
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みやこうまし
梅園の青葉隠れに梅の玉雨風に揺れ香気放てり
10
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紫草
部屋隅で白蛾はたはた畳打ちすべなき命の煌めきに触る
11
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けにちん
酔っぱらい終電に乗り涙ぐむ人ごみの中一人きりだな
8
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四つ目猫
白米の湯気に絡まる生卵雨を見やりて一口頬張る
5
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四つ目猫
雨粒がステップを踏む屋根の上今日のリズムはアップテンポで
2
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善田真琴
梅雨寒にふと目覚むれば簀垂れ越し臥待月の雲の間に笑む
5
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