恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
勧められ 夢中で読んだ 小説に 君の感じた 軌跡を辿る
24
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詠み人知らず
「眼に入れて痛くないよ」と言った眼で「あんた誰だ」と祖母ちゃんはいう
6
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笑能子
くどくどと後付道理のみ並び悔やみ言葉の一言もなし
3
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詠み人知らず
知らぬ人の歌で心が溶けだして 涙のじわり来ることもある
25
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古燈
ぽつぽつと雨に包まれ午前2時 静寂よりも静かな夜更け
8
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詠み人知らず
思うまま動かない手をさすりつつ「また来るからね」としばしの別れ
7
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詠み人知らず
色白の顔が似てると言われおりまじまじと見る寝たきりの祖母を
4
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紫草
招虫は歩幅正しく歩みゆく前か後ろかしきりに迷い
15
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ふきのとう
歌詠みの縁に出合いこの時を共に過ごせるよろこびを知る
17
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詠み人知らず
犀星のような境地に至れない我がふるさとは遠すぎるから
3
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更紗
見も知らず話したこともないけれど同じ想いの歌を詠む人
21
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紫苑
プリンタは期末にあつて延々と一年分の悲喜を吐き出す
8
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舞
過ぎてゆく停まらぬ日々を紫陽花に滴たる雨に降られ老いゆく
11
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更紗
梅雨空に君の心を映したらやさしい雨が降るのだろうか
5
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詠み人知らず
九重のかしは木の葉のひとひらの風にかかやきゆるらかに落つ
10
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佐藤晴
太古なる母の海には劣れども湯船で癒すわたしの野生
12
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光源氏
満ち引きは定めなりしか戀の道波間にゆらく小舟ながみて
12
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いちにのパッパ
公園の蟻の住みかを子がつつき今週末はまた終わりゆく
6
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芳立
をみなごや寺を染めゆくあぢさゐの雨にぞ黒き肩ひもの透く
11
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あまおう
酸つぱくて苦いあの日を閉ぢ込めた甘くなれない夏蜜柑かな
12
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