詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
その声は 夕影に落ち 澪の上 荒ぶ川辺に 迷ふ白鳥
5
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名鈴
我が庵の 若木の蕾 固きまま やがて春や来る 今は根延へよ
19
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滝川昌之
クリスマス妻と本など贈り合い読書灯にて更けゆく聖夜
19
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うすべに
散り果てた細い枝先星あかり 天上めぐるすばる目で追う
8
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ななかまど
おきざりにしたかなしみようたってよかこたちの夢めざめるように
7
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滝川昌之
良かったとたまに思える日のためにその他の日々を懸命に生く
20
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舞
雪道を手をたづさえて爺婆が歩み歩みゆささえあいつつ
7
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リクシアナ
かりそめの信徒となりてロザリオの曇り拭えど映る星なき
15
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滝川昌之
歳末は引く手数多で浸かりゆく痘痕の柚子は風呂へ蕎麦へと
18
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うすべに
かぼちゃ煮る母の背中の湯気の色 柚子の香りのやさしさに酔う
13
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横井 信
冷えてきた冬至の夜に読み終えた本を閉じれば柔らかな雨
14
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里香
深呼吸 銀の横笛 ためいきに 霞かかりて ひびく旋律
6
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ななかまど
年ごとに刻はやまりて十二月どれにしようか冬至の南瓜
11
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高松 蓮
自分など 抜けても仕事は回るはず 寂しくもあり 頼もしさあり
6
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横井 信
せわしない冬至の朝の影長く歩道に描く今年の歩み
13
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KEN
狩人を 哀しく見詰む おほかみの まなこと思ふ 風奧の星
8
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林林
縛られていると思っていたものに守られていたと気付くさよなら
17
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ななかまど
夏の日の悲喜かさなりてあるごとく裏に表にもみじ葉の顔
9
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滝川昌之
杉玉に暮れの薄日が促せば並ぶ酒樽 水引纏い
17
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千映
母として妻としての日々よりも人として動く日々の増えたり
10
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