詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
透く翅に 射せる朝影 煌めかせ 追ひこくらする 秋茜かな
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詠み人知らず
境界のない空だから 風に乗せ あなたに贈る 透明なキス
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舞
寒露なるみ山もさやに夜に沁みるひと雨ごとに秋は染めつつ
12
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深谷真雪
ニゲタイとニゲタクナイがせめぎ合うなんと弱い己だろうか
10
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ひよこ豆
軒下にひろがることの許されず ほそぼそ揺れる箱入りススキ
15
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千映
ジャズ演奏掲示の板の文字までも秋色となる地下鉄の駅
11
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煩悩
本当は君と笑いたかった本当は君の八重歯を見てみたかった
7
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石川順一
風呂温度同じ四十一度でも蛇口とマイコン制御は違う
10
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横井 信
柔らかな秋の陽射しに道端の草を揺らして小鳥よ遊べ
7
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横井 信
翳りゆく秋の日差しの宙に浮くトンボの群れに風は流れる
14
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詠み人知らず
身を護る壕と泥めば手放さで 何処ゆくにも抱へて流る
8
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詠み人知らず
懐かしく哀しき香りふと嗅げば 眼裏に浮く君が面影
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萱斎院
露むすびいかなる色に萩染むや へだて果てにし昔思へば
10
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吉野 鮎
薄衣の紐ゆるく結ふ十月を黄蝶ゆらゆら眞夏日陽炎
11
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吉野 鮎
さびしみゑ玩具ぴすとる飛びだせる紐附きコルクかろき彈をと
6
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吉野 鮎
さりながら杳ふとはしれぬ麗しき汝が歌を戀ふ 螺旋に捩れ
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KEN
病む妻の 詩を讀む如く 會津峰を 搖らす銀の穗 風に鳴く野邊
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石川順一
瓶の中剥かれたニンニク入り行く紙には皮が折り重なりて
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滝川昌之
宿直の署員が落ち葉掃く朝は「緊急通報」無き秋の朝
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恣翁
時雨空 俄かに晴れて 薄明き障子に 鳥の影映りけり
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