林林のお気に入りの歌一覧
行宮偏(仮之名)
この一夜これなる月の昇りきて 春の朧を明かにせんか
9
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只野ハル
オフライン スマホ持たずに往来に一人立ってもリアルは見えない
7
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只野ハル
顔よりもベッドサイドのモニターを見つつまどろみアラームに目覚め
6
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只野ハル
辛そうに見えぬけれどもモニターのアラーム続くベッドサイドに
9
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只野ハル
すすり泣く隣のベッドの付き添いの声を背にして病室を出る
19
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夢士
天めざす葦の水面に水鳥の作る波紋や春のメロディ
10
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夢士
水ぬるむ水面にあまた魚の影一人の老爺餌を投げ入れむ
15
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夢士
裸木の樹形美し春の空鳥の囀り里山の路
17
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石川順一
男の児よく動くかな現代の思想も多動をとらえ始めた
12
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へし切
遠目にも空に際立つ純白のけがれも知らぬ木蓮の花
25
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へし切
早蕨の萌え出づる野をむらさきに春を彩るつぼすみれかな
21
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秋日好
今春の最初の椿が三メータ吹き飛ばされてパンジーと逢う
15
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秋日好
ピチカートみっつで吾を繋ぎ留め花筏に乗すブラームスの詩
15
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千映
一週間洗面せずに生きられた優先順位最後が吾とした
12
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灰色猫
誰しもが誰かの港であることのその素晴らしい海へゆこうよ
16
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滝川昌之
靖国の標本木に花二輪 前夜祭なりチューハイ二缶
26
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新座の迷い人
弥生中 桜の蕾 膨らんで 開花もう少し またるるその日
12
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舞
亡き父の愛でし母の背病み細り撫でやる他に哀しすべなく
9
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コタロー
草むらを突き拔けてゐる曼珠沙華束ねて咲けば燃ゆる赤色
6
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秋日好
秋深み言葉に秘めた君の名は珈琲ゼリーの苦みが似合う
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[1987]