朔夜のお気に入りの歌一覧
灰色猫
また今日も友らは夢を追うのだろう本へと逃げるぼくを残して
19
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滝川昌之
砂地でも剛き根を張る松でさえ菰巻き耐える寒の厳しき
15
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名鈴
人のみに 心有りとは 驕りなり 数ならぬものも 確と兆し持つ
43
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灰色猫
美しいものに会うたび切なくて世界に君がいるからだろう
17
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inosann
富士を背に義母、妻、娘と収まりて真に血筋は受け継がれるる
14
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灰色猫
休息の長き短きそれぞれの正月からの出発の朝
11
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滝川昌之
劣化とは質の落ちゆくことでなく過ぎる月日を受けとめること
16
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ながさき
1日も 早く元気に なられることを 筑波の里で 祈っております
74
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河のほとり
ゆふぐれに見がたき色となりゆくか風にあしたは知らぬもみぢの
8
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灰色猫
生きていく痛み苦しみ花束にできたらいつか捧げにいくね
8
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横井 信
立ち止まる草の刈られた堤防でそっと寄り添う猫の眼差し
7
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恣翁
刻みたる 夜の脈搏 映すがに揺らめく炎 狂ほしきかな
8
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可不可
俯いて君の黒髪なびいては 私の頬も嬲る夕風
26
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灰色猫
追い抜いて追い抜かれると知ったままふたたび追い抜くスーパーカブよ
6
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滝川昌之
抜け出せば後ろ髪引く寝床かなポインセチアの凛と咲く朝
22
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名鈴
年長けば 悩み消ゆると あらませど いとど増さりて 思ひ煩ふ
16
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滝川昌之
電飾で一気に街はクリスマス晩熟(おくて)な君の恋も点れよ
20
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横井 信
年の瀬の冷たい雨の降る朝に遅い夜明けの重い足取り
9
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恣翁
片時の 仮寝の夢にしありけるを 如何で憾まむ 心変はりと
11
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滝川昌之
山茶花の花が散り逝く師走前 介錯するごと討つか氷雨よ
15
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