紫草のお気に入りの歌一覧
名鈴
旅居する 夫が消息 はつかにも 聞かせよ空を 渡る鳥ども
20
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たかなし彩珈
もう二度と会えない気がして「またあした」ふと呟いた三月の暮
7
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ひげじぃ
いくつものバス待ち顔の傘越しに呼吸するごとネオン滲めり
11
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葛城
暖房と味噌汁の湯気に目覚めする冷えも厳しき朝の食卓
15
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横井 信
またひとつ僕のこころに染みついた冬のトンボのしずかな飛翔
8
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芳立
ただ前をとぶらふのみの道ならずわれもただびと後に生まれむ
1
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滝川昌之
巻き上げるレジ袋減り木枯らしはポイ捨てマスクを次と憂うや
10
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へし切
誰がために 誰が支えおる会社かな 儲けを貯めて使うを知らず
6
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名鈴
曇り夜の たどきも知らず 言い掛けし 言の葉闇に 消え静まれり
23
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舞
埋もれ火のまだ残るかと炎たて触れては偲ぶひとの面影
4
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茂作
墓參り能登の海には二重虹 眠れる人のお禮とぞ云ふ
11
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波端
半月の際にひかりをいただきてたつアペニンの山脈しづか
9
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滝川昌之
良く晴れて下弦の月は一人きり雲なき冬の昼持て余す
11
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Aquarius
たしかに サインは常に出てはいるそれと同時に隠そうとする
1
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茂作
今はとて心は君に殘りけん 憎みて別れしことの無ければ
11
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KEN
この露も 心に降れば 小雪かも 白菊の置く 今朝の時雨の
11
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橘
温かく顔にまつわる湯気の香は優しく甘い夜のカフェオレ
11
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萱斎院
こひこひて人や知るらむ木末まで 思ひそめぬるくれなゐもえる
8
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滝川昌之
肉まんに食感だけの筍が五ミリ角にて示す存在
11
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橘
オレンジの魅惑の色に惑わされ我を忘れて意識も捨てて
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