詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
二日分カミソリ負けを癒したと夜には落とす日曜の髭
16
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恣翁
哀しびを湛ふる青に 冬の陽の茜に澱む山浮かぶかな
21
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横井 信
やさしさの抜け殻だった陽だまりの窓辺の席に広がる毛布
8
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滝川昌之
金八に殴られてきた俺たちは痛みに知った正義を誇る
13
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桜田 武
現実は酷く醜く先に憂い過ぎし日のことはなぜか美しく
10
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ななかまど
冬待つと言うにもあらず赤あかと思わせぶりな山茶花の花
10
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灰色猫
和を持って和を成せぬなら心とはなんてか弱きゆらめきだろう
8
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横井 信
だらけてる冬のあれこれ置いてゆくドアの向こうは朝もやの道
7
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桃山
遠き街車人混み雑踏の中を人々今日も生き抜く
9
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橘
通り雨この雨雲の下を突き抜けた先に待つのかきっと青空
5
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ななかまど
そらにみつ大和の国の御仏に白鳳人の祈りを想う
12
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滝川昌之
連れ去ってくれればいいと北風に決意を込めて舞うプラタナス
11
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舞
一杯の酒を呑む間の旅ひとつ甘い苦いと騒ぐことなく
7
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ななかまど
こんなはずこんなはずではなかったと仰ぐ頂き六十六歳
12
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灰色猫
コロナ禍で行列消えるラーメン屋のんびりできる空間となる
9
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名鈴
草枕 寒さ厳しき 道の奥 旅寝重ねて 御軍行くらむ
20
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橘
この頃の苛立つ我の悲しかり心ならずも親と諍う
18
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横井 信
陽だまりでじっとしているキジバトの首をすくめる冬の朝風
16
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KEN
枯れそめし 峰のはだへを 染めにけり 今昇りくる けふの一筋
11
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ななかまど
格子木に風のとどまる神無月ラーチの路は金に輝く
15
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