ななかまどのお気に入りの歌一覧
リクシアナ
春暮るる黒土ぬくみ萌えいずる菜圃の畝に桜ふりつむ
8
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継海
老木が新品種なり報受けた里山俄にスマホ集める
5
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恵雪
細々と伸びる檸檬を慈しむ いづれ花咲く日もあらむと
7
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恣翁
生温き磯の春風 眠たげに 店の暖簾をふわと煽れり
10
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痴光山
玄関に数本のヘラオオバコを活け 気付けば花の環 穂先へ着けり
2
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滝川昌之
大局に立つということ優位でもやはり象は蟻を潰さない
15
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トウジさん
季節感中途半端なこの折に捨て置く湯割りで知る暖かさ
3
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うすべに
伐りとった庭木の山に満足げ 早く乾けと初夏の風待つ
6
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兎桃
記念日に妻と連れ合い町中華しみじみ迎える三十八年め
7
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横井 信
若草ににわか雨降る庭を見て本を読みつつうつらと眠る
14
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茂作
荒れ畑にひよどり歩みささ走り チチチと鳴きて春の風吹く
12
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舞
通学す子らの眺める桜とは色違うべし老いの見る花
7
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夢花火
握り飯 塩を馴染ませ おかか入れ 運動会の 最高のご飯
8
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美生子
盲目の父の手の指あたたかく並んで歩く葉桜の道
16
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へし切
ふるさとと平仮名で書く懐かしさ 帰っておいでと呼ぶ声がする
13
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音蔵 雅秀
路地の隅 ひっそり飾る 紫の 可憐さ滲む すみれ草の花
3
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継海
悲しみを詰めたるリュック君背負う幼き子らの走る公園
3
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仙人の弟子
晩春の のどけき午後に メジロ啼き 姿見えねど 花と戯れ
4
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継海
アイリスの花開きたる音聞きて戸惑いがちに舞い戻る風
6
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恣翁
永き日を ひとしほ永くする虻の羽音 空しく春風に消ゆ
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