夢士のお気に入りの歌一覧
河のほとり
雲ふかく暮れゆく峰に夏草のしげくもあるかさみだれの声
11
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舞
野の隅に名さえ名のらず風のみになびきて朽ちる主人なき花
6
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ケンイチ
武蔵野はあぢさゐ色に染まりをり雨雲レーダー予報を見れば
7
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うすべに
灰色の風景にじむさみしさに おしろいばなの鮮やかな紅
8
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横井 信
七月の空を待ちわぶ白鷺の羽根を休めるみどりの稲田
12
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KEN
雨匂ふ 風にこもごも 刻み搖る 振り子のやうに のうぜんかづら
9
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名鈴
山猿は 似気無き都へ 出で立つが 半らで目眩れ 岩屋へ逃げり
12
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舞
飛翔するペガサスの風吹ききたる梅雨無き街の半夏生かな
9
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ななかまど
水無月の風離れざる湿原に意志強きがに立つ杜若
9
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うすべに
ねむの花 梅雨の晴れ間に紅あわく 白さまぶしい夏の浮雲
9
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KEN
烟る雨 斑雪に似せて 半夏生 迷ふ葉叢を 濡れて越ゆれば
9
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名鈴
我願ふ 君生を変へ 何処にか 軽き身を得て 幸あれかし
12
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舞
語ること無き夜もありてしみじみと吾れは酒酌み妻は本読み
9
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うすべに
横雲に頭をかくす愛宕山 雨は近いと川鵜はばたく
7
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舞
妖精やコロボックルら棲むような七月の風サッポロの街
11
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名鈴
咲き誇る 暇もあらで 日次ぎ降る 雨にくたされ 流るる花殻
11
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紹益
コロナ禍に 無情の雨が 降り注ぎ 流されてゆく 平穏な日々
10
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うすべに
くちなしの香り静かにゆらゆらと はぐろとんぼの彷徨う水辺
7
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横井 信
道端のひとつ飛び出す草の穂で雨に濡れてる蝉の抜け殻
9
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リクシアナ
古き画具を捨つれどぶれぬ魂と気取る身軽の背に蝉しぐれ
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