紫草のお気に入りの歌一覧
千映2
ごつい手が優しいことばに変化して愉しい時が駆け足で去る
5
もっと見る
ひげじぃ
泥土より見つけ出したる一葉の亡父の写真 母は拭えり
9
もっと見る
恣翁
安らけく 地上に夜の眠るべく けふの終はりを 祖に謝ふ
14
もっと見る
茂作
歌詠みを始めてこそ知る何事も 無き一日に新しきこと
12
もっと見る
只野ハル
さっき見た天気予報じゃ明日は雨 雨なら雨の気分になろう
8
もっと見る
滝川昌之
人で無し 車内喫煙とがめられ若き正義を足蹴にすれば
13
もっと見る
洩矢転石
あの頃と何もかわっちゃいないけど今でも何もわかっちゃいない
6
もっと見る
へし切
独りでも生きてゆけるが 共に老い 共に泣いては 愚痴を言いたい
12
もっと見る
KEN
東雲の 凪の上高き 舟明かり 櫓の露凍てぬ 人麻呂の月
10
もっと見る
ガビー
いつの間にか空き家ばかりに囲まれて 母はぽつりと浮島に居る
7
もっと見る
ひげじぃ
ボランティア晴れやかに空仰ぎ見ゆスコップの掌に血豆つぶして
11
もっと見る
舞
憧れた空の色には逢えぬままひととき光り消える落日
11
もっと見る
秋日好
待ち居れば父母の最後にまみえるか親孝行の日々はあるのか
12
もっと見る
うすべに
蝋梅の花びらすかす寒空に いそひよどりは春の歌声
9
もっと見る
恣翁
香り立つ蠟梅の黄は わが庭に咲ける全てが 夜気を吐くなり
11
もっと見る
艸介
氈鹿はシカ科かもしくはまさか鴨 しかし彼の鹿 ウシ科なりけり
6
もっと見る
ひげじぃ
夜を裂きて豪雨は母の背をひしぎ人生のすべて流し持ち去り
10
もっと見る
灰色猫
気がつけば迷子になって怖くってなのになんでかめっちゃ楽しい
12
もっと見る
横井 信
待っていた冬の朝陽を吸い込んで今日もゆっくり駅へと向かう
9
もっと見る
里香
濃く赤く 落ちるときまで まっすぐに 強くあかるい 緋寒桜さく
8
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[846]