恣翁のお気に入りの歌一覧
桜園
コップ揺らし氷の鳴る音聞きながら味わいて飲む夏のカルピス
15
もっと見る
もなca
青空に夏雲浮かび児童らのプールの歓声風が運びくる
12
もっと見る
るるぶる
在ることの哀しみを耐え古代蓮千年の香を一気に放つ
11
もっと見る
牛隆佑
飛び降りたカッターシャツがはためいて白鳥にみえた なつのいっしゅん
8
もっと見る
芳立
石巻の風こそうたへなつくさの深きにいまも街はこたへず
11
もっと見る
恵
通り雨夏の匂いがふわり立つあなたの少し濡れた髪が好き
7
もっと見る
詠み人知らず
よい歌を測る定規はないけれど 気持ちに嘘をついたらNG
17
もっと見る
風橋 平
呼ばれたる耳にふりむく来し方の風ふく評定河原橋上
3
もっと見る
風橋 平
霊屋の峰のおろせる風はつか門前町に桔梗がひらく
7
もっと見る
鶴松
声もなく雨は降る降る くちなしの甘い香りをにおい立たせて
6
もっと見る
葵の助
子が包み込んだグラスの中 からん 小さく清く憧れが鳴る
5
もっと見る
更紗
人知れず散りゆく運命と知りつつも鮮やかに咲け 露草の青
6
もっと見る
牛隆佑
感謝という書を掛けている店にいてはねの強さが妙に気になる
4
もっと見る
いちにのパッパ
「おかあさんやさしくしてください」などと書かれてしまった五歳の七夕
31
もっと見る
詠み人知らず
お日様の匂いがするといっていた布団をきつくきつく抱きしめる
3
もっと見る
るるぶる
あなたへの思いがしずかに澄む今宵織女の機の音止みている
5
もっと見る
横雲
風止みて動かぬ花の露光る低き梅雨空陽を零したり
7
もっと見る
詠み人知らず
どこからか漂っている夕飯の匂いにつられて泣きそうになる
4
もっと見る
紫苑
咲き初めし真朱の花を守るかにグラジオラスは剣かざしぬ
13
もっと見る
桜園
青田わたる風に吹かれて歩く道翻り飛ぶ燕なつかし
13
もっと見る
[1]
<<
1986
|
1987
|
1988
|
1989
|
1990
|
1991
|
1992
|
1993
|
1994
|
1995
|
1996
>>
[2559]