横井 信のお気に入りの歌一覧
アシタカ
金はない暇はあるから歌を詠む遠くで蝉の鳴き声を聞く
6
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音蔵 雅秀
黄金の穂 たわわに実る稲田海 あちらこちらで刈り入れ進む
5
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舞
しがらみにこの身一つを持て余し見上げて羨もし旅をゆく雲
13
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び わ
贅沢に眠い時には瞼閉じ吾を忘れて異次元世界
5
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茂作
朝ぼらけ窓をあくれば旅の宿 鳥の聲して妻も目覺めり
12
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只野ハル
裏庭にざるに並べた梅を干す残暑干しでも今年は猛暑
8
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からくれなゐの夜
竹の奥庵ほのくらみ夕立のおとづれにこそ暮れ方を知れ
7
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うすべに
盆帰り 庭の花火の歓声に目をほそめてた祖父のまぼろし
11
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滝川昌之
君のポイなら掬われてかまわない破らぬように上手に乗るわ
15
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痴光山
暑き昼蝉も黙しぬ「甲子園」声消し観居ればただエアコンの音
8
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ななかまど
微笑むに理由などなしつるにつる絡まる朝の赤のあさがお
16
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詠み人知らず
弾む歌詞 歌人選び 歌わせる 素敵な音に 指折り数え
3
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アシタカ
棺桶に商品券を入れてやる三途の川の船賃として
6
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詠み人知らず
羅列する 文字に触れては 涙して 捻り書き出す 歪んだ世界
5
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へし切
里の家 今はむかしの思い出に 蚊遣り 蚊帳吊り 吹き抜ける風
13
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音蔵 雅秀
美人蕉 明かり灯すや黄赤色 暮れなずむ頃川沿いに揺る
6
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舞
地下鉄の窓から俺を眺めくるショボいおっさん「あぁ我が影か」
9
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び わ
さわさわと蛇口ひねれば水が出る自然と人の絆が溢れ
5
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茂作
つくつくと急かすやに鳴く法師蝉 夏の宿題まだ半ばなり
14
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灰色猫
きりん座のきりんきりんていい響き宇宙でいちばんきれいなまつげ
12
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