滝川昌之のお気に入りの歌一覧
舞
吹ぶ雪の夜長のひとり淋しくばせめて名を呼べこの吾の名を
9
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藍子
正月の目出度き気分終わること七草粥に教えられてる
12
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このは
あたりまえの日々のしあわせかみしめる年明け風のつよい日のこと
10
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詠み人知らず
白魔てふ現なりける 地吹雪ぞ道も家並も冥ます視ては
11
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詠み人知らず
産土の破魔矢あがなひ帰る鈴の音も珍し 今の正月
12
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煩悩
肉体もつきつめるなら天体で青きガス管の最後のカーブ
6
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秋日好
うまい具合怒られるだけのいたずらを養母に仕掛けて愛を探した
20
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秋日好
太陽は月との方が地球より仲良く見える薄暮の寒気
20
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恣翁
子ありせば 紛れてましを 淋しさに耐へて貫く愛のいぢらし
16
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近江の人
皮膚科医の待合室にピアノありカルテ書く指見つめてしまう
12
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近江の人
街の闇震わせるファドのギター情熱溢れ何処か哀しい
5
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近江の人
蜂蜜の色した石のコツウォルズテレビの中へ飛んで行きたい
3
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び わ
自分なり他人との違い認識し素直に直して難題超える
5
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柏木 月
見も知らぬ美濃の地にていざ暮らす京に戻るは何時に成るやら
9
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吉野 鮎
添ひてくるやわき温みの匂ひたつ眠れる幼の鼓動のたしかさ
16
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吉野 鮎
をさな子のやわき温みを胸に抱き鼓動合はせて夢の虹橋
14
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吉野 鮎
春きざす淡きひかりを掌に掬ふきみ遺しをく哀しみの雫
13
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吉野 鮎
ため息を集めて夜明け鳥たちの睦む囀りひかりにまろぶ
15
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吉野 鮎
無言坂上り下りをすれ違ふ袖ふれあへば身は口ほどを
11
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日野憶良
小井見ると來い來いと云ひ多き鯉小井鯉來ない濃い戀來いぞ
3
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