恣翁のお気に入りの歌一覧
笑能子
一枚の名刺縁を織り成して人の総ての入り口となる
3
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あまおう
青空と椰子のみ揺れる渚にはきみが足りない夏のポスター
11
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いちにのパッパ
君は今お泊まり会で寝るころかパパは会社で泊まりたくない
8
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只野ハル
梅雨が明けすぐに猛暑日こたえますもうちょびっと後でもいいのに
3
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もなca
山並みを見下ろして立つ雲の峰 夏空に映ゆるひときわの白
11
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市川ありさ
もっといいひとがいるよと突き放す手と手の帯びている静電気
5
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舞
夕暮れに降られて歩く蝉時雨れ俯く吾れに涼風の吹く
10
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舞
穿たれた虚ろを抱え吾が家へ帰る地下鉄今日も終われり
4
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住川幸
綾をなす緑ひとつの名も知らず野辺を山辺をただ夏と呼ぶ
41
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更紗
梅雨明けの声を待てずに蝉が鳴く ほんの七日の恋の季節を
9
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紫苑
ひとりごつこゑを吸ふかに夕映えの彩うつりゆくさまを眺めぬ
7
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五穀米
冷房のビルを出ること四時過ぎは陽はやさしくて風もそよげり
9
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桜園
わが庭に生まれし蝉かとしみじみ聞く楓の枝のジィージィーの声
12
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桜園
近隣に空き巣入りし報を聞き棒握りしめまんじりともせず
9
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五穀米
神父さまは律義に葉書の到着に礼の電話をかけて来れり
4
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舞
人毎に柏手の音思い込め響きてわたる朝かみ社
5
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詠み人知らず
若き頃見えてゐしものはもう見えず見たくなきもの見えるやうになり
6
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只野ハル
水田の稲をなびかせ吹き寄せる風が嬉しい赤信号で
4
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詠み人知らず
ゆきまどふ雲の朝のひと鳴きにをちこち応ふる蝉のこゑかな
17
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いちにのパッパ
やってない事をやりたいなんてこと思うこともある入社後十年
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