恣翁のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
やわらかな貴方が見せた 感情に はっとしつつも思い重ねる
2
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詠み人知らず
ブラウスのボタンを一つ外すから そこからハートを盗んでほしい
38
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風蘭
連日の暑さをギュッと冷ますよう慈雨の恵みに感謝する午後
14
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風橋 平
放水のサイレン遠く耳過り講堂の窓は青葉が埋む
4
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せいか
突然の雨に頭を手で覆い駆け込む黄色いテントの質屋
2
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みやこうまし
空蝉の道辺に目立ち蝉しぐれ鳴り止まなくてしばらくは夏
11
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紫苑
とし経りし鬱金桜は卯月なる黄のさびしみを吸ひて咲きけり
4
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紫苑
いのちなき二つ折りなる恋文を折り紙の百合のかたはらに置く
11
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五穀米
未完なるものは後々人と手が入るスキあり魅力とも言う
4
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せいか
赤ムラサキのミョウガが恋しい夕方は 打ち水の湯気路地も香ばし
6
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詠み人知らず
首振りの扇風機鳴く 高原の野鳥の如く 高い音色で
11
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詠み人知らず
風鈴と団扇で過ごす風流を 守りたかったと過去形になる
11
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桜園
陽に焦げる土を這いつつ咲き続く松葉ぼたんの強さほしくて
24
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詠み人知らず
嫋やかに翅を広ぐる蝶のやうな君は此岸を悠々と舞ふ
4
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詠み人知らず
古本市手にしし雑誌は旧仮名遣ひ広告記事さへ大正ロマン
7
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桜園
雷鳴の轟き激しく雨の降り猛暑休みにほっと息つく
10
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詠み人知らず
雨に咲く黒い花びらもう一度こうもり傘の君いずこ
2
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木綿
どうしても上手い言葉が探せないだから結局「切ない」って言う
8
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芳立
蜜よりもあまい吐息で耳もとにささやいてくれ「悪いひと」つて
14
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牛隆佑
フランケンみたいなものだ他人様の主義や思想で継ぎ接ぎをして
5
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