恣翁のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
今は見ぬ温き肢体の蟋蟀のあの感蝕は何処にいったの
8
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詠み人知らず
切りすててなほ切り詰めて火は灯る三十一文字のともしさよ生れ
15
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黒きノラ
訃報聞き そぼ降る雨を 駆け抜けて頬を濡らすは 塩辛い雨
5
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詠み人知らず
サクサクと仕事をこなす人に惚れそれが今では ステテコおやじ
9
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ふきのとう
風鈴の涼やかな音聞こえきて顔をあげれば頬なでる風
8
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もなca
悲しみを抱きながらもひまわりは健気に笑みて青空を向く
8
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五穀米
我が手から母を奪いて弟は知らぬ素振の音信不通
5
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詠み人知らず
若き日に 琵琶湖を泳ぎ 渡ったと 話した紳士 昨日天昇す
4
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蓬ヶ杣
竜胆よ 暮れも過ぎたる夕空に 色を映して瞬く晩夏
6
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どるちぇ
八月のどこまでも高い青空に祈りを放つ 聖らかであれ
12
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蕗子
手の中に星を閉じ込めたかの様に虫捕りし子のそろりと歩く
13
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桜園
薔薇色に雲の染まりて時たてば夜空に輝く眩い満月
22
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詠み人知らず
家中の暦を葉月に取り替へて心機一転朔日となる
3
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詠み人知らず
救われぬ先祖の霊もありなんと 好物供える 里帰りの日
10
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詠み人知らず
気がつけば音楽室は夕焼けて 待ち人はまだ走るグランド
25
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遠井 海
新しいおもちゃか我は熱心にこの肉体を調査する君
2
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紫苑
身を削り呪ふひとこそ愛しけれ有形無形の芙蓉は咲きぬ
9
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あどりあん
月見酒ひとり静かに飲み伏して酔えず醒めずに身をもてあそぶ
4
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いちにのパッパ
ねえ、たまに早く帰れて子と遊ぶそれをいいとこ取りとか言わんで
6
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詠み人知らず
うつつなき大人の夢にかきくもる乙女のひとみ明日よりは雨
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