恣翁のお気に入りの歌一覧
五穀米
容赦なき日差しも懐かし窓からの風冷やかな九月朔日
9
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桜園
稻藁の匂ひ漂ふ田んぼ道辺りの稲の徐々に刈り終ふ
19
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猫実主税
散りかかるもみぢもあらぬ池の面にただ澄みわたる冬の空かな
11
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詠み人知らず
今日を知らばいかでいのちの惜しからむ響きもわたれ我は空蝉
11
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ふきのとう
窓をうつ雨の雫はこの夏を思い出にかえ秋へと誘う
12
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芳立
独り来て独り還るかうつしよの査証期限の切れるときには
4
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紫苑
たまゆらの藍のはかなし萎れゆくあさがほの蜜くちに含めば
18
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元円
夏の陽に燒けて崩れし紅のカンナの花瓣土に還りぬ
5
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いちにのパッパ
この家に怪獣二ひきおりまして今朝のリッタージュースは空っぽ
2
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いちにのパッパ
「テーブルの下に落ちてた」知ってるなら拾ってくれよパパのウォッチ
2
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猿ノ丞狂介
韓国には忍ぶることぞ負けにける民度高しと思ひしものを
3
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舞
少年のごとくに灼けし少女らの部活帰りの笑み輝きて
10
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五穀米
もがれたる幸水の薄き黄緑の生命を吾の水となしたり
3
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五穀米
人生などもう語らずと言うごとく背中を見せて父事務所出る
2
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由良
キラキラと陽射しは川面を転がって水鳥の群れ 戯れている
1
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由良
もう一度こんな風に頬を染めてみたい晩夏の午後の机上の紅茶
2
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桜園
すぢ雲と入道雲の行きあひて空も秋めく長月はじめに
13
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もなca
颯爽と歩きましょうか九月だし 背すじ伸ばして履くハイヒール
16
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もぢずり
白きまま見ても見倦かぬこの額母知らぬ間に花のごと育つ
3
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聴雨
あしもとを訪ふ白波の音にきくまだ見ぬ風とこれからの秋
10
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