恣翁のお気に入りの歌一覧
夢想家
人生の半分くらい過ぎ去って残り半分まだ夢探す
5
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遠井 海
不特定多数に閲覧されるより一人の視線が私を溶かす
26
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善田真琴
銅鐸を風鈴代はりとせし夏の名残を惜しむ虫の宿かな
3
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きたの小町
ごめんねと いいよを交わす 母むすめ どちらの頬にも コスモス揺れる
5
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麻倉ゆえ
湿り気が強き風音に重なって雨の近さを知らせてきたよ
2
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舞
一日の憂さを肴に苦酒を呑む独り夜の月もなき空
7
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詠み人知らず
内に棲む獣の俺の塊の 背を撫でながら焼酎を割る
14
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紫草
わが内に飼い馴染みたる隗々を解き放ちゆく白い月の夜
14
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たんぽぽすずめ。
ああ今日はうろこ雲あり表情が豊かな空に俯けぬ我
11
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春琴
透き通る 氷のごとき 冷ややかさ 優しいはずの 君の瞳に見る
5
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村木美月
夕闇に紫色の稲光幾度も妬いたジェラシーの色
7
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詠み人知らず
軒下にいろなき風が揺らす札シタノハタケニオリマスケンジ
4
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黄伝棄市
傷癒えて変はらぬ我の妄執と黒々とした夜に音楽の鳴る
1
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かむさい
子を心配し多少誤解し世話を焼く それが親かと思えばいとしい
7
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詠み人知らず
ベランダで 江戸風鈴が揺れるから闇の重さが 軽くなるのさ
2
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雲居の月
何がためひとり憂き世にながらへむ夜半の月さへなほ恨めしき
14
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南 骸骨
「食べない」の訳は「兵隊さんのため」彼のかつてが今そこにある
3
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夏恋
若く見え魔女と言われた母にしてやはり年食うものなのですね
5
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詠み人知らず
存在の確認だけの行為なら願い下げです傷つけないで
8
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詠み人知らず
母親の乳は飲めたか黒猫よいくら愛せど母にはなれぬ すまない
4
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