名鈴のお気に入りの歌一覧
うすべに
竹の秋 花に負けじと竹の子の皮脱ぎ見せるみどり眩しい
7
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可不可
牛バラに紅生姜やまもり丼 くへる内に喰って置くか
8
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KEN
さす紅を ためらふ人の 藥指 日蔭に虚ろ からすのえんどう
10
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滝川昌之
退職の返礼品のハンカチで先輩倣い汗を隠そう
18
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御宿川蝉
鶯に和して啼くやは ほととぎす 皐月待つ間の声音おさなく
10
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ななかまど
吹くたびに山桜の花舞うものを卯月の空はさわやかに青
12
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橘
見たきもの真昼間の月 夜の虹 地平線に添いゆく太陽
6
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へし切
曇りなき鏡も裏を照らさぬを知るが誠のひとの道かな
12
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桃山
待ち時間テキスト広げ編み物に我を忘れて周囲も忘れて
7
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葛城
それぞれが持つ携帶に用もなく鎭座するのみクラシックテレホン
9
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舞
仄やかに浮かびて静か桜木の清かに照れる月影のもと
10
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うすべに
ふるさとを失くした人の群れに似て 枯れ木にからむ藤波ゆれる
8
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恣翁
主変はり 顧みられぬ庭にあり 心のままに咲く藤ぞよき
18
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猫の尾
閉じ込んだ ダッシュボードの 野良桜 気ままな連れと 旅はゆきずり
4
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KEN
風遊ぶ 鞦韆の影 土の上 をさなき頃の 夢乘せてみる
8
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ななかまど
先人の詠みたる月は数あれど今宵の月はわれの望月
11
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橘
まだ四月確かそうだと目覚めては車内の温度に目を丸くする
10
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へし切
斯くばかりすべなき医療のその中に由無し五輪の為べきものかは
15
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音弥
わたつみの底に沈みてナンガラは人道連れに浮上せずなり
11
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桃山
咲く花を追いて北ゆく養蜂家の蜂もシカトの花壇に水やり
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