恣翁のお気に入りの歌一覧
宏理
試し書き赤で書かれた「あ」の後におんなじ赤で「い」と付け足して
6
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舞
歌一首皆それぞれの苦しみの色紅の深き傷痕
7
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五穀米
冷やかに談笑の輪を外れつつついに切れたり外交辞令
5
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舞
瀬戸内にたゆたいてゆく船あとに白く波たち風光満つ
12
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詠み人知らず
ままごとじゃおかわりもしてくれたのに少しも減らない一膳が泣く
5
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詠み人知らず
箸持てぬ両手で掴む虫眼鏡ベッドの脇に詰まれたアララギ
3
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もなca
秋の田に風吹き抜けてさわさわとなびいて揺れる黄金の稲穂
14
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浅草大将
散りてなほ命ありけり紅に霜を染め抜く櫨のもみぢ葉
125
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詠み人知らず
遠き日の手の温もりを思い出し父と似ている新郎の腕
2
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風橋 平
防人を中国語翻訳にかけ老龍頭の海を見出だす
4
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いり子
何もない家だと君は笑うけど好きだよ君と君の本棚
36
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falcon
とほせみの消へ入る草むら露しげく一年過ぐもひとは還らず
11
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葉月きらら☆
あきらめを覚えた朝のプレゼント雲ひとつない澄んだ青空
16
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笑能子
とろとろと合間合間に微睡んで激しき夏の名残を送る
2
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遠井 海
フライパンに落とした黄身が破裂して不穏な朝の目玉焼きかな
6
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只野ハル
夕暮れにゼンマイ式の目覚ましが力なく鳴り欠伸が出たよ
3
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只野ハル
久々の本降りの朝鉢植えの椿芍薬雨を見上げる
3
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光源氏
花すすき影にさまよふ衣手にさびしく寄する野辺の秋風
8
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桜園
彼岸入り花梨の木ふと眺むれば諦めていし実の二つあり
15
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もなca
また今日も詠めなかったとため息をひとつこぼして明かり消す夜
14
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