詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
アサガオは今年も空へ伸びてゆく汗ばむ朝に出会う街角
18
もっと見る
横井 信
匂い立つ雨の気配に目をつむりじっと耐えてる満員電車
16
もっと見る
横井 信
雨に濡れ哀しくひかる自転車にそっと寄り添うひなげしの花
15
もっと見る
KEN
澪亂す 風行く沼の 花かつみ 鏡にうつる 病む戀の如
12
もっと見る
コタロー
葉擦れたる樹々の頂夕鴉何を思ひてかーかー鳴きぬ
9
もっと見る
コタロー
靴底にごつごつしたる樹々の根のごつごつしたる感觸のあり
10
もっと見る
コタロー
次々と宅地造成始まりぬ遠くの竹林搖れて眞直
14
もっと見る
滝川昌之
重たげな雲は雨季へと支度中まだと蹴散らす薫風よ吹け
17
もっと見る
滝川昌之
雨後の陽にしずく落とせば桜の実 名もなき実とて錦とひかり
17
もっと見る
KEN
山女魚らも 夏と知るかは 山法師 垂水を滑り 淵に集へば
12
もっと見る
まぽりん
藤波の影を宿せる池の面は緋鯉の背にも花ぞ散りける
33
もっと見る
村木美月
泥の中咲く花ありて煩悩に溺れし我を戒めたまへ
8
もっと見る
村木美月
七夕に全人類の平和とかさらり祈れる私になりたい
11
もっと見る
うすべに
夏衣 透けた肌から匂いたつ 隠した想い見透かされそう
12
もっと見る
萱斎院
夏衣ひとへに咲きしやまぶきの 忍ぶるこころ人知るらめや
7
もっと見る
光源氏
いにしへの常世の神にいざなはれ霞のうちに漕ぎ出でむかな
7
もっと見る
滝川昌之
日を過ぎて安く売られるカーネーション小遣いはたいた子らに隠れて
17
もっと見る
青き銀椀
バラを見て何も思はぬ人のゐて考ふる事多き人なり
14
もっと見る
青き銀椀
共に訪ねし国分尼寺は岡山の古くも建てる塔の想ひで
13
もっと見る
青き銀椀
吾が戀の終はりてすでにきみは無くもとほりゆきし生駒のすそを
13
もっと見る
[1]
<<
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
>>
[57]